第1話

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私と同じで、人気者。 そして、私が気になってる人・・・。 「じゃあ、気を付けてね。」 「あ、はい。」 「・・・方向同じ?」 「いえ、逆です。私は左なんで・・・。」 「まだ、そこまで暗くないから、大丈夫だとは思うけど。送ろうか?」 「だ、大丈夫です。人通りも多いので。それじゃ、失礼します。」 私は、にやけそうになるのを堪えて、帰り道を歩く。 矢野先輩、私のこと知ってた。 嬉しい。 でも、付き合えないだろうなぁ・・・。
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