第1話

6/11
168人が本棚に入れています
本棚に追加
/11ページ
「良かった。今日、一緒に帰ろうな。」 「はい。」 なんか、はっきりとしない言い方だなぁ・・・。 少し、引っかかることはあるけど、とりあえず付き合えるなら気にしない。 私はこの日から、矢野先輩と付き合うことになった。 放課後、先輩に家まで送ってもらう。 話しも弾み、あっという間に家までついてしまった。 別れるのがさみしくて、玄関先で少し喋る。 「あ、由莉って呼んでもいいかな?」 「も、もちろんです。」 「あ、それなしね。」 「それ・・・?」
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!