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第1話
ふと、シーツの擦れる音で目を覚ます。
隣を見れば一応の、彼氏が寝ている。
身体に気怠さを感じながら、起き上がる。
ベッドの下には、脱ぎ散らかした服がある。
服を集めて、着替えメモを残して帰る。
「別れる、ばいばい。」
三ヶ月、それが私のタイムリミット。
それ以上も、それ以下の付き合いもない。
きっちり、三ヶ月。
終われば、次の男を探すだけ。
本気の恋なんて、するもんか。
そう、思っていた。
彼と、出会うまでは。
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