第3話

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第3話

付き合うようになったと言っても、すぐにカラダの関係はなかった。 くじょ・・・、蓮はカラダ目的じゃないことを、証明すると言ってエッチは絶対にしなかった。 付き合って半年が経っても、キスだけ。 蓮との付き合いは、穏やかで不安も、めんどくささもなかった。 ただ、好きという気持ちが、日に増していくだけ。 私は中学を卒業し、高校へ入学と同時に、蓮は高校を卒業し大学へ入学。 母に無理を言ってお願いし、毎日のようにお弁当も作った。 蓮の通学路に私の家があるため、毎朝立ち寄ってくれる。 放課後、連の家に行き久々のお家デートをしている。 付き合って一年が経ち、私は蓮に申し出た。 「蓮、もう気持ちは伝わってるから。だから、もういいよ。」 「え、なにが?」 「だから、セックス。してもいいよ。」
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