第4話

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辰巳さんが戻ってきて、私にお茶をくれた。 喉も乾いていたので、遠慮なく飲んだ。 すーっと、お茶が通るのが分かった。 そういや、何も食べてない。 「フリっていうのは、そのまんまの意味。しつこい奴いてさ。そいつに諦めてもらうため。」 「私に、頼む理由は?」 「得意そうじゃん、そういうの。」 「・・・いつまで?」 「さぁ?そいつ次第じゃん。」 「(顔は普通。背は高いけど、パッとしない感じ。)」 「由莉に拒否権はない。」 「はぁ?」 「俺、介抱してやったんだから、礼だと思って付き合え。」
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