第4話

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なんだか、今までと逆の感じ。 いつの間にか、辰巳さんのペースにのまれた。 仮なんだし、いっか。 普通に付き合ってだったら、拒んでた。 今は、男なんて信じられないから。 それから一ヶ月。 辰巳さんから、連絡はない。 まるで、あの日の出来事は夢だったかのような感覚になる。 からかわれたんだろうか、もしかして。 それからさらに日は過ぎて、金曜日の放課後。 教室で、勉強をしていると、携帯が震えた。 ディスプレイをみると、辰巳さんからの着信。 教室には私以外にも、自主勉強で残っている生徒がいる。 「も、もしもし?」
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