93人が本棚に入れています
本棚に追加
なんだか、今までと逆の感じ。
いつの間にか、辰巳さんのペースにのまれた。
仮なんだし、いっか。
普通に付き合ってだったら、拒んでた。
今は、男なんて信じられないから。
それから一ヶ月。
辰巳さんから、連絡はない。
まるで、あの日の出来事は夢だったかのような感覚になる。
からかわれたんだろうか、もしかして。
それからさらに日は過ぎて、金曜日の放課後。
教室で、勉強をしていると、携帯が震えた。
ディスプレイをみると、辰巳さんからの着信。
教室には私以外にも、自主勉強で残っている生徒がいる。
「も、もしもし?」
最初のコメントを投稿しよう!