第4話

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第4話

神崎君と別れた噂は、すぐに広まり、私はいつも通り告白される日々となった。 それでも前とは違って、どの告白も断っている。 受験ということもあり、勉強に集中したいという理由で、ほとんど断ってきた。 なんやかんや、そうやってやり過ごして、気付けば四ヶ月。 季節は、夏を迎えた。 私は、友達に強引に誘われて合コンに来ていた。 正直、行きたくなかったけど、あまりにもしつこいので、しぶしぶ頷いたのだ。 相手は、有名大学の学生。 私は、たいしてオシャレもせずに、待ち合わせ場所に行った。 男性陣はもう来ているらしく、私たちは後から入った。 合コンは進み、みんなお酒がまわり始めている。 私は、飲めなくはないが、今日は気分じゃなくウーロン茶を飲んでいた。 「由莉ちゃん、だっけ~?」 「あ、うん。」 「俺の事、わかる~?」
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