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第5話
大みそか、辰巳さんから電話が来て、一緒に過ごそうと言ってくれた。
私は二つ返事で、辰巳さんのマンションまで向かった。
部屋で、紅白を見ながら楽しい時間を過ごす。
「そろそろ、二十三時か・・・。送るよ。」
「・・・・えっ?」
「ん?」
「一緒に、年越しするんじゃないの?だから、誘ったんでしょ?」
「あぁ・・・。」
「ちょっと、零時を一緒に迎えなきゃ、二人で年越しする意味がないじゃない。」
「まぁ、そうなんだけど・・・。」
「今日くらいは、いいじゃん。」
「・・・はい。」
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