第5話

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何なんだ、あの人。 気持ち悪~い・・・。 あぁ、やだやだ。 いかにも理系って感じ。 文系でよかったぁ・・・。 なるべく、避けよう。 校門まで行くと、辰巳さんの愛車が見える。 時間を確認すると、待ち合わせの十分前。 いったい、いつから待っていたんだろう? 私は久しぶりに会えた嬉しさと、早く来てくれていた嬉しさで、走って近寄った。 そのまま、ドアを開けて乗り込む。 シートベルトをして隣を見ると、優しい笑顔の辰巳さん。 私を幸せにできるのは、この人だけだもん。 「どうした?良い事でもあったのか?」
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