第5話

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「これでも、由莉にゾッコンなんだぞ?変な男が寄ってこないか、もう心配で・・・。」 「・・・・・・。」 「気にしすぎて、待ち合わせ時間の一時間前に着くし・・・。」 「・・・・そんな前から?なら、メールでもくれてたらいいのに。」 「恥ずかしいだろ。いい大人が・・・。」 「ふふ、私には素の辰巳さんで良いって言ってるのに。」 「それでも、格好つけたいんだよ。男心ってやつだ。」 「あ、そういえば・・・。変な男で思い出したんだけど・・・。」 窓の外に目を向けながら、さっきの事を報告?する。 すると、さっきまで喋っていた辰巳さんが無口になった。 不安になって、辰巳さんに目を向けるが、運転中だからこっちは見てない。 でも、どこか不機嫌なのはわかる。
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