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「これでも、由莉にゾッコンなんだぞ?変な男が寄ってこないか、もう心配で・・・。」
「・・・・・・。」
「気にしすぎて、待ち合わせ時間の一時間前に着くし・・・。」
「・・・・そんな前から?なら、メールでもくれてたらいいのに。」
「恥ずかしいだろ。いい大人が・・・。」
「ふふ、私には素の辰巳さんで良いって言ってるのに。」
「それでも、格好つけたいんだよ。男心ってやつだ。」
「あ、そういえば・・・。変な男で思い出したんだけど・・・。」
窓の外に目を向けながら、さっきの事を報告?する。
すると、さっきまで喋っていた辰巳さんが無口になった。
不安になって、辰巳さんに目を向けるが、運転中だからこっちは見てない。
でも、どこか不機嫌なのはわかる。
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