第5話

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スッと自然なエスコート。 他の人がやるとキザに見えるのに、辰巳さんがやるとスマートだ。 中に入って、席に案内される。 このレストランって確か、予約がいっぱいで普通は入れないんじゃ・・・? メニューを見ても、よくわからないので辰巳さんに任す。 「ねぇ、さっきのことなんだけど・・・。」 「ん?さっきのって?」 「変な・・・、牧瀬さんのこと。」 「あぁ、あいつね。なんか嫌な予感がするから、じゅうぶんに気をつけろよ。」 「うん、友達と一緒に居るつもり。それに、サークルにも入ろうと思ってるし・・・。」 「サークル?何に入るんだ?」 「まだ、決めてない。友達と一緒に入るつもりよ。」
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