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このドレスを着て、目いっぱい大人メイクしたら、辰巳さんの理性もきっと・・・。
私と辰巳さんは、ホテルの一室にいる。
緊張を隠すように、窓から夜景を見ている私を、辰巳さんが後ろから抱きしめる。
顎を掴まれて辰巳さんの方を向くと、初めから熱いキスが降ってくる。
されるがまま、次々と与えられる刺激に、ついに足の力が抜ける。
辰巳さんは空いてる手で、私の腰を抱くとそのままキスを続ける。
私が抵抗しないのが分かったのか、そのままゆっくりとベッドまで移動する。
二人でもつれ合うようにベッドに倒れこむと、辰巳さんはキスをやめて首筋へと舌を這わせる。
そのまま下へと下がり、舌と指で私を翻弄させる。
大人の辰巳さんらしくない、性急な愛撫に私はついて行くのに精一杯だ。
せっかくきれいにまとめた髪も、辰巳さんの手で崩され、ドレスもいつの間にか脱がされていた。
この世で一番、愛しい人を見るような目で、私を射抜く辰巳さん。
私もこたえるように、見つめ返す。
意地悪な言葉も、甘い言葉もない。
でも、目を見れば、触れればそこから気持ちが伝わってくる。
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