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「どうだろうな……俺も疲労してたからな、魔力がほとんど残っていない状態でのマナサーチだったからな、大雑把に敵の位置を探るので精一杯だったぜ……」
「そうだ……もし助けを求める人がいたとしても、あの状態で助けになんて行けなかったはずだ……」
デュランは、悔しいと言った表情になり、拳を握り締めた。
「ああ、行った所で遺体が2体追加されるだけだ……くそっ!」
2人は己の未熟さへの怒りと助けられなかった悔しい気持ちを胸に秘め、シルドナの門をくぐり、ラスケルクへ向けて馬を走らせた。
そして何も起こることなくラスケルクに昼過ぎには着いていた。
町に着くとすぐに2人はラスケルクの冒険者ギルドに入り、今回の仕事の報酬の受取と新発見の報告等を行い、デュランはギルドから借りていた借金を返済するとギルドの建物から出て報酬を分け合った。
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