第1章

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5月20日ー 私はひっそりs校への編入試験を受けていた。 そして届いた合格通知。 お母さんはそれを見るや否や、諦めたように承諾してくれた。 k女学校の娘を持つ母親…というのは鼻が高かったかもしれない。 でも私の強い希望で、編入試験だけは受けさせてもらえた。 合格通知さえ見せれば、私が意外に頑固なのを知っているから、首を立てに振るしかない。 ごめん…お母さん、そして菜穂。 ーーーーー
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