第1章

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そこまで読み進め、ふとケータイを見ると時刻は午前3時。 目が冴えて全く眠くない。 今は夏休みだからまだ寝なくても大丈夫。 まぁ、夜遅く帰宅することもあるから、結局寝るのがこんな時間になることも多いけどな。 とりあえず頭を整理しよう。 初美が編入試験を受けたことは菜穂は知らなかった。 いや、初美はわざと菜穂に知らせなかった。 彼女に知らせたらどうなるか…初美はわかっていたからだ。 ビーチで会った彼女を思い出す。 きっと泣いてわめいて必死に止めただろう。
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