第1章

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そこにははっきり俺の名前が記されていた。 自惚れじゃなかった。 よかった…。 高揚感、安堵感。 いろんな感情がごちゃ混ぜになって不思議な感覚に襲われる。 とりあえず、嬉しい。 ドキドキと心臓が脈を打つ。 ただ気になるのは、最初に感じとった射るような視線と憎悪のようなもの… あれは一体何だったのだろう? 確かに俺は罪を犯した。 それで一気に気持ちが冷めて、怒りに似た感情が沸き起こってきたのだろうか? 確かにそれに値する程のことをしたのは事実… ただ、あまりにこの日記の初美と初めて会った彼女との間にギャップがありすぎる。 とりあえず先を読んでみよう。
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