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「だよなっ」
久恵の同意がうれしいのか、友のテンションが一つあがる。
「そうかなぁ?まぁ、相手が優だからねぇ」
だなんて誤魔化し笑いをしながら、何とかか違う話題を……、と焦っていると。
「伊東優が!?」
後ろの席から、『伊東優』という言葉が聞こえてきた。
女の子4人の集団で、同じ学校の制服を着ている。
名札が黄色なので全員3年生だ。
そのすべての人が、素顔が想像できないくらい派手な化粧をしていた。
その顔をさらにコーティングしながら、彼女らは楽しげに伊東優の噂話しをしている。
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