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「どうした・・・?」
異変に気付いたアヤが厨房から顔を出し、私と俊哉の顔を交互に見る。
「あいつだよ。」
そう言って俊哉は、さっきまで私の隣にいたオーストラリア人の方を指差した。
「ミックか・・・。
あいつ、また都那に近付いたのか?」
厨房から出てきたアヤが、呆れたようにオーストラリア人の背中を目で追う。
「また・・・って?
私、身に覚えがないんだけど・・・。」
何の事だかわからない。
だけど泥酔して俊哉とラブホテルに行ったあの夜、私とあのオーストラリア人との間に何かがあったらしい。
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