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2人の表情はとても気まずそうだ。
状況が飲み込めずに首を傾げていると、アヤがゆっくりと近付き私に耳打ちした。
「都那・・・。
お前、あの男に強姦されかけたんだよ。」
「えぇ~っ!?全っ然覚えてない・・・。」
「・・・だろうな。
俺もすぐに気付けなくてさ・・・。
俊哉が追い掛けてくれなかったら、大変な事になってたんだよ。」
「・・・うそぉ!」
驚きの余り、掌で口元を覆う。
俊哉の方を見ると、彼はまだ気まずそうな表情を浮かべ、私の顔色を伺っていた。
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