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アヤはいつものように、カウンターで常連客と楽しげに会話しながら、カクテルを作っている。
その横には真乃ちゃんもいて、笑い合いながら盛り上がっていた。
そして私は、その集団の中に俊哉の姿も見付けていた。
彼もアヤや真乃ちゃんと一緒に、コロナの瓶を片手に持ち会話に参加している。
その様子をぼんやりと観察していると、隣にいた菜花に服の裾を引っ張られたのだった。
「都那ちゃん、トイレに行きたい。
トイレ、どこ？」
菜花にそう言われ、私はカウンターの横にあるトイレに彼女を連れて行った。
できればカウンターには近付きたくなかったが、仕方ない。
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