第一雫†聖なる地の聖なる青年

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『いえいえ、用事はないのですがお姿を見かけましたので!つい声をかけてしまいました♪』 えへへ、とロッジの前でふんわりと笑う聖女。 ロッジも釣られたのか、微笑を送ると少年に貰った甘いチョコレートを一列差し出した。 『さっき礼拝堂で喧嘩してた子から貰ったんだ。ピルカ甘いもの好きだよな? 溶けちゃうから食べてくれ』 『まぁ、いいのですか?ありがとうございます~!』 ピルカと呼ばれた【聖女】と言う名の似合う女性はとても嬉しそうにそれを受け取った。
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