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『いいよ…で、楽しかったかい?』
『とても…でも本気じゃなかったねェ…いつか本気で打ち合いたいモノだ』
バサッと上着を脱ぎ捨てる紅いヴァンパイア。
『デモ、もうラパンにくるなーだってー。行かないケド』
……と、心から残念そうな声を上げた。
『…そうだな。ローザは放っておけ…暫く静かにしていなさい。パパのお仕事を手伝っておくれ』
『はぁい、パパ…所で、“アレ”、どうしたかったの?』
ーどんな目的があったかはー…
『内緒、だよ』
そうして、静かな会話は闇夜に消えた。
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