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『我等ローザの戦士様に勝利と栄光をお祈り致しますー…
祈祷の間での祈りが出来ない罪をお許し給へー…』
この会議室でピルカの声以外は全て追い出されてしまった様だ…静寂が時を支配し、ピルカが眼を開いた。
『お待たせ致しました、ロッジさんに先輩』
そう告げると、目を閉じていた2人も目を開いた。
『良し、行こう。
ゴブリンが村に入って来てたら応援を呼ぶから、周辺の捜査。住人を避難させるのが最優先だ。
ゴブリンは仲間を率いる時があるからな』
『了解なのです。もしこちらにも何かいたら、連絡の上わたくしが掃討いたします』
ボルケーノの言葉にロッジがうん、と頷き、ロッジ・ピルカ・ボルケーノの3名は先ほどと同じ様に敬礼をした。
死を恐れるな!薔薇に誇りを!!!
死を恐れるな!薔薇に誇りを!!!
死を恐れるな!薔薇に誇りを!!!
―これはロッジ達の出撃合図だろうか。
軽く準備運動をしたロッジが、先ほどと同じ様に敬礼をすると長いトゥーハンドソードを背負い、急ぎ足でその場を後にした。
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