第一雫†聖なる地の聖なる青年

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『よーし。これからも、喧嘩してもいいけどちゃんと仲直りも出来る事を俺と約束しよう、な?』 青年はにかっと真っ直ぐに揃った綺麗な歯を見せながら子供の様に笑うと、少年の頭を元気に撫でた。 『はーい!…あ、おい!』 一人の少年…兄が弟を軽く肘で突く。 弟もその意味を理解したらしい。 二人でパキっと一列。 チョコレートを割ると、青年に渡した。 『これで二列づつ!ありがとー!ブラザー!』 少年は、にっこりと笑い、大聖堂を後にした。
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