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『そうそう、兄貴だろ、シュヴァルツだろ、俺にボルさんにピルカで、あと3人精鋭入れて聖薔薇作り直すって
俺達にも、もちろん兄貴だって今後何も無い訳無いし…できる班員はどんどんのばさねぇと。
また“20の巡りの間、総隊長の居ないローザ”なんてことになっちまう』
『そうだな』
腰をひねり、軽くジャンプをしたロッジが『武器取ってくるよ』とその場を後にした。
その背を送り、シュヴァルツが呟く。
『…私たちも先輩みたいになりたいよな…“ ふたつ重ねぶり”って言われるだけあって、何に於いても非の打ちどころが、無い』
『だよな!兄貴って強いしかっけーし優しくて…俺達兄貴のこと支えられて嬉しいもんな!!
討伐数はボルさん抜いて今1位だろ?』
『確か…うん。…私も…総隊長補佐に任命された事、今でも誇りだ』
二人の羨望の眼差しは、その場を離れたロッジを未だに追っている。
暫くし、軽々と三つの武器を抱えたロッジが戻り、各自に手渡した。
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