第一雫†聖なる地の聖なる青年

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-時に。 このウォルドには“亜人”と“人間”二つの知的生命体が存在する。 人間と異なり、この“亜人種”は皆揃い“異形”の生物で、その差は見て解る。 羽根が生え空を舞う者、火を吐く者、魔法を使う者…水の中で言葉を交わし生きる者。 人間とははるかにかけ離れた能力を持つ彼ら、亜人。 その中でも悪事を働く不届きが居るのが世界の理で… ラパンではその被害が誠に多く出ている。 食べ物を盗む、悪戯をするだけならある程度目を瞑ることが出来る。 だが、彼らは 有する力があるが故か 時折人間を傷つけ儚い命をも弄ぶ。 それ故聖ローザでは彼ら亜人を『悪魔』と呼び危険視している。 そして彼らの脅威に対抗し、人間を守る為に強き人々を集めた戦士団を結成していた。 その名を聖ローザ大聖堂・聖戦士団。 “悪魔の居ない、人間が安心して暮らせる平和な国を我等の手で創る” …を目指し、こうして“悪魔”が現れると彼らが出動し悪魔狩りをするのである。
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