シャーペン×ノート

｢気持ち良かった？｣

肩で息をする僕に、ニヤリと笑う刻矢。

｢だんまりはダメだよー。なんなら、もうい｣

｢…………かった……｣

｢何？｣

｢気持ち良かったっ！！｣

｢素直でよろしい｣

また笑う刻矢。

別に僕達付き合ってるわけじゃないのに。

度々刻矢はやってきて、僕を弄って帰っていく。

嫌なはずなのに嫌じゃなくて、

そんな僕がいや。