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俺は須賀屋の前に座った。
「実は……りさこのことだけど……まだ…その…してないんだ」
「してないって?あれ?」
「…そうだよ!付き合ってからずっと…」
「……だろうねん!」
須賀屋がわかっていたかのように言った。
「須賀屋…」
「たかっち…りさと…キスはしてるんだよね?」
須賀屋は質問をしてきた。
「し…してるよ!たまに!」
「へ~!りさがたかっちに抱きついたりする?」
「それはないかな?」
「最後に!りさの身体に触ったことある?」
「1度だけある……その時、りさこが震えていたんだ…」
俺は高校3年の時、りさこの部屋で左胸を触った時、震えていたことを覚えていた。……りさこが『愛の証明』を使用したことを俺に打ち明けてくれた時だ。
「たかっち!りさはね……忘れられない過去の記憶を持ってるの!」
「過去の記憶……」
「だから、焦ったらダメだよ!」
「す…須賀屋!!過去の記憶って……」
「それは……あたしの口からは言えない……」
「そっか……」
俺は須賀屋が言ったりさこの忘れられない過去の記憶が気になっていた。
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