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新谷は、腰にまわしていた腕に更に力を加え、あたしに擦り寄り、自分の顔をあたしに近づけてきた。
あわわわ。
公衆の面前でキスはだめだよ…、と思いながらも目を瞑ると、唇は耳元にいってたらしく、
「最低、三回ね」
熱い吐息が耳たぶにかけられた。
「え゛っ!?」
「楽しみだなー。今日はいろんな体位、試したい」
もうっっ、その笑顔、怖いって!!
「ちょ、ちょっと!! あたしはまだ承諾も何もしてない…」
新谷ワールドに一人で入って浸っているよ。
「断れるもんなら断ってみろ、トラストとの契約、打ち切ってやる」
「はぁっ!? そんなことできるわけ…」
「あー、権力があるっていいな~。
今日は、あんなことも、こんなことも。そんなこともしよーっと」
あたしの顔、ひきつる、ひきつる……
さて皆様、この続き、見たいですか?
聞きたいですか?
でも、ごめんなさい。
今夜は二人だけでラブラブな時間を過ごしたいから。
続きはまたいつか、お話します。
あたし達は―――…
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