1639人が本棚に入れています
本棚に追加
「縛ってでもシテた」
あたしの頬が硬くなった。
まさか。
嘘でしょ。
究極の冗談よ、冗談。
もしもあの時新谷が避妊具を持っていたら……
あわわ、その先は、考えないで置こう。
想像すると、かなり卑猥だ……
「何、青ざめてんだよ? エッチな想像したの?」
心、読んだな。
てか、まだ、その手前よ、失礼なっ。
「違うよっっ!!」
あたしは新谷に背をむけたけど、
「こら、どこ見てんだ。おまえは俺だけ見てろ」
強制的にまた胸の中へ沈められた。
新谷は満足げにあたしの髪の毛を撫でて、いじっている。
あたしは徐に自分の手を新谷の胸板においてさすった。
新谷の胸は広いな。
温かくて、とても安心できる……
最初のコメントを投稿しよう!