第1章

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野田聖子さんは周囲に黙って治療を続けたとのことでした。 著書には、食事をそっと抜け出して、狭いトイレで自己注射を続けた、という記載もありました。 政治家だから、というのはまったく関係ないと思います。 それは野田さん自身の強さなのでしょう。 有名人だから相当の批判もあります。 中には人格を否定するようなひどいものも。 それでも、授かったお子さんと幸せな人生を送っている彼女には、周囲の戯言は怖くないのでしょう。 この子を守らなければならない、という母として強い愛情で接しているのだと思います。 私にできるのか。 たった2回の体外受精失敗で打ちのめされているこの私に、海外での卵子提供に挑戦できるだけのパワーがあるのだろうか。 授かった子を慈しむことができるのだろうか。 なかなか一歩が踏み出せません。
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