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  嫌な事、失敗した事、今更嘆いても悔いても後には戻らない事があった時は、何かに集中するのが一番良い。 繰り返さなければ良い。同じ事を、再び繰り返さなければ良いのなら、すべき事は失敗した箇所を修正するのではなく、もう一度策を練り直す事。 色は塗ったら修正出来ない。誤魔化すしかない。別の紙に塗っていくしかない。失敗したのが、色ではないのなら、修正出来るものならば、次は失敗しないようにすれば良いだけ。 然し、如何(いかん)せん。人は、同じ失敗を繰り返す時もあるもの。かなり注意をはらっていても。   魔力を練って、創造属性の魔法で作ったものは、ワッフルやパンケーキや鯛焼き等が作れる機械。創造属性の魔法で作ったから、第三者には見せられない。それに、この世界にはない代物なら尚の事。 取り扱い説明書を読んでから、機械に色を塗り始める。白い機械に、緑色のリーフを描く。リーフの合間を、小さな光が舞うように描く。朧で儚い、色合いで描く。花は咲いていない蕾等、サラサラ描いていく。 そして、次に何を作ろうか考える。その機械を使った、料理やデザート等を。  
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