epilogue

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「正直、よく覚えてないんだよ」 「覚えてないだって!?」 「いや、そう言う意味じゃなくて――」 誤解されそうな言葉のあやに 僕は慌てて首を横に振る。 「恥ずかしいんだけど――初めての日、僕は君を自分の物にしたくて無我夢中で……」 僕が言葉を濁すと 「そっか……光栄だね」 突然の告白に 和樹の方が落ち着かない様子で目をそらす。
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