epilogue
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「で――どうだった?」 「どうって?」 「夢の中の僕さ。もしくは――初めての日の僕、どうだった?」 紅い唇に悪戯な前歯がのぞく。 僕の大好きな笑い方。 「そうだな。今より少しだけお利口さんで――今と同じぐらい可愛かったよ」 僕が猫撫で声で頭を撫でると 「本当のところは?」 疑わしいのか――。 意地の悪いキューピッドみたいに 和樹は片眉を吊りあげて僕の睨んだ。
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