epilogue

7/8
57人が本棚に入れています
本棚に追加
/38ページ
案外 恥ずかしがり屋で うぶなところも――彼の魅力の一つ。 「君こそ何思ってた?」 「え?」 「僕が初めて君を抱いた日さ――」 思いがけず矛先を向けられて 「……そうだな」 白いシーツに顔を伏せ 和樹は幼い唇を尖らせる。 ぼくはいつもこうして 彼の答えを待ち続けている。 眠れぬ夜もあれば たまにしっぺ返しも食らう。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!