序章

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序章

この広い世界のどこかに、私の「運命の相手」、出逢うべき人がいるに違いない。 ・・なんて、これまで考えたこともなかった。 なにしろ仕事に追われる毎日だったし、二十九歳、私の人生は彼氏などいなくても充分に楽しく、それなりに充実していたのだ。 ・・彼と出逢うまでは。 いや、正確に言うと、「出逢う以前に」彼との結婚を決意するまでは・・。
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