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何、してんだよ.......
自分に言い聞かせ抱き締めようとしたいた腕を止めた。
俺は、裕也を抱き締める覚悟は出来ているのか?そもそも俺に抱き締める権利なんて有るのか?
「ごめん、俺がこんな雰囲気にさせたばっかりに....裕也を...」
「ち、違うんだ!ハルっちは別に悪くない!」
「でも.....」
「話を聞いてくれてるだけで嬉しかったのに余計な心配まで....」
「余計じゃない。」
「え....?」
予想外の答えだったらしく裕也の声が裏返った。
「だから、俺にとって裕也の心配は余計な事じゃないって事!」
「そ、そっか.....」
「だから、これからも俺に頼ってくれ。」
「え...?頼って良いの?」
ドキ.....ドキ....
何、この鼓動....
何故か、裕也が可愛く見える.....
「あ、当ったり前////」
「ハルっち、ありがとう。」
ドキドキ.....ドキドキ....
やっぱり、可愛く見える....
ヤバい、これはダメだ!
これが、恋なのか...?
「裕也、今日はもう帰るよ。何も出来なくてごめんな?」
「ううん。俺こそごめん。今日はありがとう。」
「『今日は』じゃなくて、『今日から、またよろしく』だろ?」
自分で言っときながら恥ずかしい...
「あ、えっと、そうだね.....」
えへへと笑いながら見送りをしてくれた。
裕也から、別れた後は何故かフワフワと浮いてる様な感覚になった。
何に浮かれているのか分からないまま、自宅に着いた。
・ ・ ・
自宅に着くや否や、裕也の事で頭でいっぱいになった。
着替えもせず、その場に座り込んだ。
俺、何やってんだろ。
裕也の事が、好きなのか......?
自分の気持ちが曖昧になるのは嫌だし、第一裕也を傷付けたくない。
だからといって、そのままにしとくのも何か.....嫌だ。
これは、俺のワガママなのかもしれないな。
などと考え、フラフラとお風呂場に向かった。
平均よりも熱いお湯を頭からかけ、自分の熱を冷まそうとしていた。
だが、
「普通、流すなら冷水か.....」
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