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俺は、ダメだな......
そう思うと涙が溢れてきた。
「っう....ひっ....く...」
ガチャ
「晴?!どうしたんだよ?!」
「裕也ぁ....!」
バッ むぎゅ
「大丈夫か?」
だ、抱き締められた.....
俺の中にあった不安がいっきに飛んでいった。
「晴が泣いてどうするのさ.....」
「俺....裕也にたよっ...て俺、ダメ.....だなって思って...」
「ダメなんかじゃねぇーよ。俺は、晴の昔の事情なんて知らないから何とも言えないけど、力にはなれる。そうでしょ?」
うん。現に今、裕也に助けられてる。
遠くから救急車のサイレンが聞こえた。
「来たか。」
お母さん(笑さん)が担架に乗って救急車の中に入っていった。
「お連れ様の方は.....」
「二人でも、大丈夫でしょうか?」
裕也には、困った顔されたけど裕也にも助けられたし乗る権利はあるよね。
「はい。大丈夫ですよ。」
そして、二人は救急車へとのった。
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