第1章

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救急車の中では不安が募るばかりでダメだった。 そんな俺の不安を和らげたのは裕也が病院に着くまで手を繋いでくれた。 表だった行動じゃなくて、裏でこっそりと手を繋いだ。 ・ ・ ・ 紀平総合病院 「高宮さんは少し安静にしていれば直ぐよくなりますよ。今日はこのまま入院していって、明日の状態でまた診断させて頂きます。」 「ありがとうございました。」 待合室 「何とも無くて良かったな。おばさん。」 「うん。俺にとっては大切な家族だからな。」 「俺、もしかしてダメな所に首突っ込んだ?」 「ううん。むしろ裕也が居てくれて助かったよ。ありがとう。」 「っ/////」 「晴、キスしたいな......」 「俺は、まだ気持ちが決まってないし中途半端な気持ちで裕也とキスしたくない。」 ヤベ....キツく言い過ぎた.... 「そ、それに人も多いし....」 「そうだね。中途半端な気持ちじゃダメだよな。」 「気長に返信を待つとするか.....」 裕也に助けて貰った時から俺の心臓おかしい..... 顔が熱いし、心臓が爆発しそうだ。 「....裕也。」 「ハルっち、何?」 「返事したくなった。」 「////////(照)」 「今日、俺の家に泊まりに来て欲しい///」 「うん。分かった。」
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