第1章

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「なぁなぁ、ハルっち!」  「なんだよ....」 「そーだんに乗って!」 「嫌だ。うるさいっ!」 「だって、ハルっちしか相談出来ない~(泣)」  ・ ・ ・ 俺は、高宮 晴。高校二年生だ。 そして、この隣にいるのが....杉野 裕也。 毎日毎日、こーして俺に付いてくる..... ウンザリだ。 しかも、うるさい.... 「頼むよ~(泣)ハルっちにしか相談出来ないって」 「.........」 俺は、こいつと仲良くなった覚えはねぇし、ましてや、『ハルっち』と呼ばれる筋合いも無い。 それでもこいつは、俺に付きまとう。 何の利益になるのか..... 「ハルっち!俺の話聞いてる?!」 「きーてる。きーてる。」
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