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相談
ピロリロリン~♪
久し振りの電話だ(笑)
「もしもし。」
『もしもし?晴?』
「うん。どうした?」
『ちょっと、相談があってさ。』
「別に大丈夫だけど、俺の家に来てもらって良い?」
『Ok!』
裕也から相談って二回目だっけ?(笑)
いや~、良いね。
裕也からの電話って(笑)
生の声も良いけど、電話で聞く声も良い!!(声フェチではない!)
相談、相談ね。
「裕也からの相談ってなんだろ。」
検討もつかない。
「もしかして、また別れようなんて事言われるんじゃ........」
あり得ない、あり得ない。
「落ち着け!俺っ!」
などと、一人芝居をしていたら.....
ピンポーン......
「はっ!」
恥ずかしい場面だ//////
呼吸を整えて......
「は、はーい。」
「よぉ。」
テンションが違う、な......
「上がって、上がって。」
「あぁ。」
やっぱり、変だ。
そんな疑問を抱きながらもリビングに向かわせた。
「お茶か、ジュースか.......」
「お茶でいいよ。」
変だ、変過ぎる!!
「晴。」
「う、うん?」
「俺、引っ越す事になったんだけど.....」
「ひ、引っ越す?!ど、どこに?!」
「また、近くなんだけど、ほら、これまでは毎日のように会ってたけど今度からはそう頻繁に会えなくて......」
晴、お前ならそれなら一緒にって....
「そっか、仕方無いね。それは。」
「え?」
「仕方無いじゃん。引っ越すのを前提に話してるんだから。引っ越すなって言っても無理だろ?」
「そ、だけど......」
「それとも、裕也と俺でここに住むか.....って考えも有ったと思うけど、難しいな、それは。」
「どうして?」
「裕也は家の事情で引っ越すんでしょ?それは、俺の所に住むより家族と暮らした方が良いって思ったから。」
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