一話

その後の夜中 （裕也）

何か変な音、聞こえるな.....
まっ、隣には晴が居るし......
ガバッ
｢居ねぇ......｣
ビックリした.....
心臓に悪いって。
それにしても、どこに行ったんだ？

キッチンの方から明かりがドアの隙間からもれていた。

（トイレか？）
そう思いながらその方向へと歩いて行った。
カチャ
｢................｣
（かすかに、物音と声が聞こえる。晴、なのか？）
もう少し、近付いてみることにした。

｢っ！！！｣
おかしい。
なんで、晴が自分でしちゃってんの？！

俺は、気が付いていたらトイレのドアを開けてしまっていた。