第1章

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「お、おじゃまします。」 「先に上がってて、そこの階段を上がって、突き当たりの右側が俺の部屋だから。」 「分かった。」 ガチャ そこは、男子とは思えない程、綺麗に片付いており、キッチリとしていた。 一応、中に入ったものの何処に座って良いのか分からず、立っていた。 ガチャ 「ハルっち、何で立ってんの?」 「ん....」 スッとその場に座った。 裕也は、お茶を持ってきてくれた。 「どう?少し落ち着いた?」 「あ、ありがとぅ」 「ゆっくりして?」 「うん。」 「ハルっち、お菓子で好き嫌いある?」 「特に......」 「分かった。」 ガチャ。パタン タンタンタン..... 裕也がお菓子を取ってきてくれている間どうしようかと思った。 裕也って、好きな人いたんだ...... どんな人だろう? 思い浮かばない.....。 ギャル系になると隣に居てもおかしくはないが合わない。 清楚系だと彼女が可哀想...... 周りには、キャーキャー言っている女の子は居るがどうもファンクラブの子達が目を光らせながら行動を見ているみだいで誰も寄り付かない。 が、しかし。 こう思うと、裕也ってモテるんだな。
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