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作
「さて、カゲルがあんな性格になった理由ですが」
神
「あなたのことだから、どうせ行き当たりばったりだとか何らかのミスでああなったんでしょ?面白いからいいけど」
作
「まあ、あながち間違ってはないんで言い返せないですが、だいたいそんな理由です」
神
「やはりそうね」
作
「はい。最初は幻想入りの設定で、真面目すぎる堅物な性格にしようと思ったんです」
神
「あら。一人称なんだから真面目すぎるとつまらないわよね?」
作
「そうなんですよ。ただ、それに気付いたのが書いてる途中だったんです」
神
「ふ~ん。それで、どの辺りに気付いたのかしら?」
作
「正確には思い出せないのですが、確か、あなたが自己紹介をした辺りです」
神
「なるほどね。それで、どうにかして性格を崩そうとしたのね」
作
「はいそうです。あなたとのコントを増やしたり、カゲル自身にも無理やり何か面白いことを言わせようとして、脱真面目すぎる堅物を計りました」
神
「……でも、やり過ぎよね?」
作
「あの時は加減を考えずに、とりあえず言わせればいいやと考えてたんですよ」
神
「あなたのそのミスが顕著に現れてるのは、カゲルが転生した場面~2ページ辺りね」
作
「ええそこです」
神
「やっぱりね。ところで、このすぐ後にカゲルが反省する場面があるけど、あれってまさか」
作
「ええそうです。私がやりすぎた反省をカゲルにやってもらいました」
神
「やっぱりね……。それで、もうどうにもならないから、あんな性格のまま話を進めたのね。……はぁ、何て計画性がないのかしら」
作
「グサァァァ!!うぐっ!は、反省します……」
神
「……はぁ、まあいいわ。そのおかげで楽しい性格になったわけだし、おかげで私の暇つぶしにもなったから、別にいいわ」
作
「そう言って下さるとありがたいです」
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