登場人物紹介

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辰星(しんせい) 太星国に暮らす市井の青年。賭博師を生業としているが、ずば抜けた知性を持つ。また、千里眼者でもあり透視者でもある。 伽絽(かろ) 冥利の館の九代目の主にして全ての星読み師の長。冥利の姫。辰星に「辰星」という名を授けた。冥利の館に伝わる秘薬により、幼い少女の姿のまま二百四十年以上生きている。 天祐(てんゆう) 太星国将軍。前王太業帝の庶子にして現王太苑帝の異母弟。母親はトゥバンから売られてきたトゥバン人。跳躍者であると同時に、破壊的な念動力を持つ少年。 有得(ゆうとく) 太星国元帥である宇玄の嫡男だが、その身分は公にしていない。母親は糸把屋の芸妓だった喜佐。記憶追躡者。天祐将軍の近習という立場であるが、実質的に軍を指揮している。 宇玄(うげん) 太星国元帥。前王太業帝の異母弟であり、現王太苑帝の叔父。若い頃からしょっちゅう古街へ息抜きに出かけ、糸把屋の芸妓だった喜佐を口説き落として有得を授かった。 翠山(すいざん) 元王宮星読み師の長。冥利の姫である伽絽に師事してきた。宇玄の母方の祖父にして有得の曽祖父。 雅詠(がえい) 元王宮星読み師。三十一年前、冥利の館から奥義の書を盗み出しトゥバンへ亡命した。故人。 海嘯(かいしょう) 太神則教導師。記憶視者。トゥバンへ亡命した雅詠の息子であるらしい。 填功(てんこう) 太星国首都中洲島役務組の組頭。辰星を可愛がり目をかけている。 太苑(たいえん) 太星国現国主。天祐の異母兄。三年前、前王太業帝の崩御に伴い玉座に着いたが、病がちだと言われている。 太業(たいごう) 太星国前国主。天祐と太苑の父親。宇玄の異母兄。三十四年の治世の間に強力に中央集権化を押し進め、冥利の姫と冥利の則を弾圧した。三年前、急病にて崩御。 泰蓮(たいれん) 太星国公主。太苑の妹にして天祐の異母姉。太星国では女王を認めていないため、王位継承権がない。 安凌(あんりょう) 太星国王太后。太苑と泰蓮の母親。前王太業帝の正室。 頑平(がんぺい) 太星国中将。太苑の母方の叔父。安凌の弟。慢性的な飲酒依存症。 朋頌(ほうしょう) 太星国王后。現王太苑帝の正室。
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