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マルカ
天祐の母方の祖母。ミラクとその弟であるエルナトの母親。シェダル女王とは従姉妹。
スワロブ
天祐の母方の祖父。ミラクとエルナトの父親。アルゲトの師でトゥバンの将軍だったが、三年前に急逝。
ミラク=菫令(きんれい)
シェダル女王の従姪という王室直系者であり、トゥバン国将軍の娘という地位にありながら、ルメレクによって奴隷として太星国に売られた。太星国前王太業帝の側女となり、天祐を出産。自らの素性については一斉口にせずに亡くなった。
ゼトとゼス
ハマルの有力部族であるナ族の族長。双子だが、二人一役で族長ゼトを演じている。辰星がルメレクの手を逃れ、トゥバン王都からハクト港へと逃げ延びたとき、その窮地を救ってくれた。しかしその見返りに、辰星には自分たちの賭場でいかさま賭博をするよう強要していた。
銀角(ぎんかく)
扇島貿易組四ノ組の組頭。非常に年若い組頭だが、自分の船を持つ船長でもあり、手広く交易している。扇島はかつて太星国とトゥバン王国の密輸の中継点であったため、その辺りの事情にも通じている。
琥珀(こはく)
糸把屋の芸妓。行き倒れていた辰星を拾って看病してくれた恩人。自身も幼い頃糸把屋に拾われ、同じく幼い有得と一緒に暮らしていた時期がある。本人に七歳以前の記憶がないため、素性は不明。
善斯(ぜんし)
太星国王宮衛尉。衛尉令として王宮に赴任したばかりだったが、謀反が起きたさいに頭角を現し、衛尉に就任した。
歳笙(さいしょう)
糸把屋のおかあさん。辰星を息子と呼んで可愛がっている。
蝶夏(ちょうか)
糸把屋の芸妓。天祐の似顔絵を描いてあげた。長身で見映えのする容姿だが、あっけらかんとした性格。
李古(りこ)
糸把屋の芸妓。手先が器用で裁縫も料理も得意。
千耶(ちや)
糸把屋の芸妓。半玉から上がったばかり。
填功(てんこう)
中洲島役務組の組頭。琥珀が辰星を拾ったとき、糸把屋へ運んでくれた。以来、なにかと辰星を気にかけ、可愛がっている。実は若い頃から宇玄と懇意で、有得のことも彼が生まれたときから知っていた。本職は冥利の館の学問所で子どもを指導する教師。
嘉陽(かよう)
糸把屋の先代のおかあさん。辰星や有得のことも可愛がっている。中洲島〈円〉の円代。
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