─仮面の恋─ Act18.マンション

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すぐに真紀のスマフォが鳴る。 真紀は周囲を見回して、場所を説明した。 さむ…と思ってたら、サト君が手にしてたコートを肩にかけてくれた。 大きなコートに、ほとんど全身を覆われる。 「あー。美緒だけいいなァ」 「しかたないだろ、これしかないんだから」 五分くらいして、真紀を迎えにきたのは大型バイク。 「……誰?」 あたしも同じことを思ったけど、聞くのはサト君の方が早かった。 真紀はサト君を見ると、ニカッと笑ってVサインを作る。
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