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小野side in
「うっわっ!!やべえー、おい走るぞ!!!」
俺は最後の学校という日に何故走らねばならんのか考えながら走りだした。
「ちょ、待てよ!!」
そう言って皆も走り出した。
「たくっ!遅ぇよデブ達!!さっさ走れ!!」
俺は挑発した。
そうでもしないとこいつら足速くならないだろうし。
「挑発して速くなってりゃ苦労せんわ、このガリが!!!」
「そうだぞガリ!!俺らこいつらより痩せてる。むしろ普通体型じゃ!!」
「お前、卒業証書と共に血祭り覚悟しとけ!ガリ、お前もだ!!」
「ガリガリ言うな!!俺は好きでこんなに痩せてるわけじゃねぇ!!むしろ太りたいわ!!」
「「「「「「殺す!!」」」」」」
更に速度上がったw
ホントにブチ切れた時にだけ足速くなりやがって…
でもおかげで今日は先生のゲンコツをくらわず(キーンコーンカーンコーン…)
「オォゥラァァもっと走れオスブタ共ーー!!!!!」
ホントに死ぬかと思うくらいの全速力で俺たちは走った。
教室まであと10秒…
先生の廊下を走るなと怒る声は無視してとにかく走る。
走った結果が…
「たく、2発も殴るこたないのに…」
そう言って俺は席に行こうとしたが後ろから俺の肩をつかむ手がいっぱい。
「放課後、わかってるよな^ ^ニッコリ」
「またと殺されたいようだなオスブタ共www細切れスライスがいいかミンチがいいか選んどけwww」
「それはこっちのセリフだwww
ブイヨンがいいか鶏ガラスープがいいか選んどけwww」
「どっちも一緒じゃコルゥァァアア( ゚д゚)」
「「「「「「バレたかwww」」」」」」
「先生、あなたが突っ込むとこ違うwww」
という感じでコントを終わらせて席に来てみればあいつと将人が話しをしているではないか!!
将人はクラスの皆から将ちゃんとよばれている。
そういえばあいつ、作者から霊って名前もらったんだっけ?
おめでと、じゃあ、名前呼んであげないとな…
「おう、将ちゃんとお前なにやってんの、珍しい。」
「霊もクラスの飲み会くるか誘ってるとこだ。
雄也も来るよな?」
あー、なるほどな、それでこいつこんな顔してるのか…
行っても話す相手がいないから悩んでるのか?
よし、なら俺からも誘うかな。
小野side out
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