4人が本棚に入れています
本棚に追加
/21ページ
「……あなたにばかり辛い思いをさせて本当に申し訳ありません」
「私だけじゃないでしょ。イツキ、あんただって辛い思いをしてきた。だからそれでおあいこ、謝らなくていい。これは私が決めた事だから」
「……はい」
ごはんを食べ終えた後、彼はこの部屋を出ていった。
多分屋上にあるあのタイムマシンへと戻ったんだろう。
私は駿が来るのをただじっと待つ。
正確な時間はわからないけど、午前中だって事は覚えてるので多分そろそろだと思う。
そう考えていると時間通りに呼び鈴が鳴り響いた。
ドアの向こうには駿がいる。
私は深呼吸してドアを開けた。
「よっ」
予定通り彼は私の家に訪問。
最初のコメントを投稿しよう!