第九章~少年ハドソンとパール島のエベル~

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トキア「お婆ちゃ~ん!!」 トキアは、ボロボロと涙を流し、トリーに抱き付いた。 トリーは、それに応える様に、トキアを抱き締めた。 トリー「ソニア!!生きて居たんだね!まだ子供なのに、色々苦労したけど、もう大丈夫だよ!これからは、あたしと一緒に暮らそうね!」 トキア「うん!でも………。」 トリー「どうしたんだい?」 トキア「今すぐ、お婆ちゃんと暮らしたいけど、今は、シェルドラドの為に、やらなきゃいけない、大事な事があるの。だから……もう少し、待ってて!終わったら、必ず戻るから!」 トリー「ソニア……嫌、今は、トキアかい。あんた、立派な人に、育てられたんだね。今のあんたを見れば、分かるよ。行っておいで!あたしは、いつまでも、待って居るよ!あたしは、あんたみたいな、孫が居る事を、心から誇りに思うよ!」 トキアと、トリーは、再び抱き締め合った。 トキア「お婆ちゃん!」 トリー「トキア、困ったら、いつでもあたしの所に、おいで!」 トキア「うん!」 ハドソン「うわ~!凄く感動した~!はい、ハンカチ。可愛い顔が、台無しだよ!」 トキア「そうだったの!?やだ~!」 一同は大笑いした……
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